理事長杯応援有り難うございました!!

平成15年1月12日より始まった理事長杯トーナメントにおいて、準々決勝進出することができました。

今期チームは、西部地区新人戦第2位と素晴らしいスタートから始まりました。「今年こそ県大会!」を合言葉に、最高のスタートダッシュを切る予定でした。しかし突然の前キャプテン川田の三重県引越し騒動、賀川監督の中国出張疑惑?低学年増員計画などなど、様々な問題が立て続けに起きてしまいました。スタートダッシュはおろか、チームの立て直し・作り直し・新人勧誘からの再スタートとなってしまいました。核になる選手が抜けたことで、チーム状態はボロボロ・・・県大会どころかやる気さえも見えなくなってきてしまいました。しかし初の東部親善大会の参加や戸田ネット交流の参戦、初の群馬遠征や新潟小千谷合宿など沢山の新しい経験を積む事で、子供達のやる気・目標がまた甦ってきました。

春のスポ少予選での得失点差負け、秋の2位リーグ敗退など・・・あと少し・・・あと僅か・・・というところまで、着々と力を付け始めてきました。苦い想いばかりの1年でしたが、最後に理事長杯でもう一度「新座」へ行こうと子供達と心に誓い、とにかくみんなでガムシャラに頑張りました。その頃から子供達の眼つきも格段にかわり、自分達で自主練習をするようになりました。エルフの練習が終わった後に、子供達が小学校の校庭に集まり、夜遅くまでボールが見えなくなるまで練習しているというのが、今でも思い出します。

そんな努力が実ってか、西部地区県大会出場チームや他地区の県大会レベルのチーム、都下の強豪チームと競り合いの試合が出来るまでに成長しました。これは全て子供達の努力の賜物です。

最高の状態で望んだ理事長杯。
子供達は本当に最高のプレーをしてくれました。僕の教えた事をひたすら一生懸命やっていました。これ以上コーチ冥利に尽きることはありません。全て勝たせてあげられなかった僕の責任だと思います。
ただ子供達の一生懸命頑張ってもどうにもならない、頑張る限界、ミニバスで最もタブーとされる決定的な身体能力の差・・・頑張ってもどうにもならない子供達のやるせなさに、僕自身本当に心が痛みました。もっと知識があれば・・・勉強してれば・・・他の部分で優っていれば・・・と考えると、子供達のあの悔し涙が浮かび、本当に泣けてきます。

残念ながら「もう一度新座へ!」という大目標は途絶えてしまいました。しかし僕は本当に頑張った子供達、そして父兄の皆さんに心から感謝しています。だってあんなにも沢山の人達に応援してもらえるなんて・・・。各チームが目指す「新座」でもない、あんな田舎で田んぼの真中の小学校に、卒団したO.B、横浜から駆けつけてくれたO.B遠藤や、自分の子供達でもないのにうどんや豚汁を作って下さったO.B父兄・・・それに応援に駆けつけてくれた川越中央の青山監督に子供達、父兄の皆様、大東東小学校の先生、自分達も試合があるのに応援してくれた狭山ボンバーズの子供達に村川コーチ、更には三重県から結果が気になり電話してくれた前キャプテン川田・・・そんな大応援団の中で試合が出来るなんて、素晴らしいことです。全て子供達・そして父兄の皆さんの人徳です。

確かにちっぽけな、そしてたかが小学校の体育館ですが、僕にとっては「新座」以上に『新座総合体育館』でした。あの雰囲気、子供達のあの悔し涙・・・僕は絶対忘れません。
あるチームのコーチの方が、僕にこんなことをおっしゃって下さいました。「今まで本当に頑張ってきたから、あんなに悔し涙が出るんだよね」と・・・。本当にその通りだな〜と思います。一年間突っ走ってきました。今、思うと色々なことを思い出します。父兄の皆様にも沢山無理な事もお願いしてきました。本当に感謝しております。

今日のこの「悔し涙」が、子供達が大人になったときに、いつか素晴らしい思い出となってほしいと思います。
本当に一年間お疲れ様でした。


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